20代の頃から、ずっと「いい人がいれば結婚したい」と思っていた。
だから出会いも求めてきたし、実際に何人かと付き合ってきた。
真剣に向き合ってくれる人もいたし、「なんでこんな人と…」っていうおクズもいた。
でも、結婚したいと思える人には出会えなかった。
33歳のとき、15歳年上の男性と付き合ったことがある。
彼はとても紳士で、優しくて、何をしても一緒にいて楽しかった。
2時間の遠距離恋愛だったけれど、月に2回会えるだけで幸せで、苦ではなかった。
私は彼と結婚したいと思っていた。
でも彼は、子どもを望んでいなかった。
バツイチで、子なし。過去にマイホームも購入していて、再婚や家庭に対しては消極的だった。
私は当時33歳。早く結婚して、子どもが欲しかった。
もちろん授かりものだって分かってる。
でも、最初から「いらない」と言われると、何か違うなと思ってしまった。
彼が48歳から50歳になるにつれて、いろいろな変化があった。
特に、夜の関係は明らかに減っていって、それがとても寂しかった。
そして彼は、仕事のストレスで心を病んでしまった。
鋭い目つきで冷たいことを言うようになり、私は言いたいことも言えなくなった。怖いと感じることもあった。
私は、彼の変化についていけなかった。
結婚願望がなく、子どもも望まない。
うつ病で休職中の50歳手前の彼と、将来が見えなくなってしまった。
復職が決まったタイミングで、私は振られてしまった。
その後も連絡してみたけれど、復縁は叶わなかった。
今でも時々、「あの時あんなことを言わなければ」と後悔することもある。
でも同時に、「あの彼と結婚しなくてよかったのかも」と思う自分もいる。
その彼が、人生で一番好きだった人。
他にも何人か付き合ったけれど、結婚したいと思ったのはその人だけだった。
むしろ、結婚をほのめかされると「いや、あなたとは無理!」って避けてたくらい。
私は本当に結婚したいのか?
自分の気持ちを整理してみることにした。
今の暮らし
一人暮らしの今、けっこう満足している。
食べたい料理を作って、観たい番組を観て、たまに友達と電話して、週末は晩酌して…
自由で、楽しい。
もっとお金があれば、いい家に住んで、猫を飼って、旅行もしたいなぁとは思うけれど。
ただ、仕事は好きでも、人間関係に不安がある。
この先ずっとこの職場で働いていけるのか、正直わからない。
そして、一人暮らしだからこそ、誰かに支えてほしいと思う場面もある。
引っ越したばかりの頃の駐車場トラブルや、上の階の騒音で、けっこう病んだこともあった。
体調を崩したとき、入院することになったとき、老後のこと…。
そんな時、隣にいてくれる人がいると安心だと思う。
パートナーがほしいと思うのは、老後やお金の不安から?
それとも人は本来、誰かと支え合って生きるものだから、自然な気持ち?
誰かと一緒にいたいか?
それは「いい人であれば」というのが答え。
これまで見てきた離婚した友人たちは、共通してこう言っていた。
「食器洗わない、家事しない、稼ぎ少ない、借金ある、酒癖悪い、暴力もあった。しかも子どももいるのに…」
そんな人とは絶対に無理。
日常を一緒に過ごすには、よっぽど好きな人じゃないとやっていけない。
実際、婚活で出会った人たちはどうかというと…
・ズボンのウエストが入らなくて腰履き、ずっとお尻が見えてる人
・手首に数珠ゴロゴロで、恋愛の石まで入ってて、なんか他力本願すぎてイラッとした人
・ラーメン食べすぎて高血圧、でも運動や食生活の改善をする気なし
・銀歯だらけ、髪が薄い、真面目すぎて息苦しい人
・会話が全然できない人。「コミュニケーション苦手」で済ませていて、改善する気もない
そんな人たちから、結婚相手を選ぶって…ほんとにできるの?って思ってしまう。
私が結婚相手に求めること
・私を好きで、ちゃんと尽くしてくれる。目が優しい人
・清潔感があって、生理的に無理じゃない人
・経済的に余裕があって、私に対してケチじゃない人
よし、こんな人を見つけよう。
今の暮らしはそれなりに楽しい。
でも一人で味わう幸せには、やっぱり限界があると思う。
美味しいものを食べて、「美味しいね!」って言い合える幸せ。
「こんなことがあったんだよ」って話して、ただ聞いてもらえる安心感。
旅行も、一人旅より、誰かと一緒の方がやっぱり楽しい。
一人旅はそれはそれでいいけど、ふと寂しくなる時もあるよね、笑。
一人は“点”だと思う。
点と点がつながって、“線”になって、心の豊かさが生まれていく。
まずは一人でも楽しめる自分の土台をしっかり作って、
そのうえで、いい人に出会えたらラッキー。
そして、いつか猫を飼えるように、今はその準備もしながら、
ひとり時間を思いっきり楽しんでいこう😊
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